これからの子どもたちに必要な「考えて、伝える力」
こんにちは。
学研教室・G-PAPILSの川崎です。
全国の小学校6年生と中学校3年生を対象とした近年の全国学力調査では、知識を覚えているだけではなく、資料や文章を読み取り、考えたことを自分の言葉で説明する問題が出題されています。
これからの子どもたちに必要なのは、たくさん覚えることだけではありません。
覚えた知識を使って考え、
「私はこう思う」と相手に伝える力も大切です。
では、この力を伸ばすために、家庭ではどのような関わり方ができるのでしょうか?
特別な教材を用意しなくても、普段の会話の中でできることがあります。
1.答えを教える前に「どうしてそう思ったの?」と聞いてみる
子どもが質問してきたとき、すぐに答えを教えたくなることもありますよね。
そんなときは、答えを伝える前に、
「どうしてそう思ったの?」
「どこを見て、そう考えたの?」
と聞いてみてください。
自分の考えを順番に説明することで、子どもは頭の中にあることを整理できます。
大切なのは、正しい答えを言えるかどうかではありません。
「ここを見て、こう考えたんだね」と、考えた過程を受け止めてもらうことで、子どもは安心して自分の意見を話せるようになります。
2.子どもが話し終わるまで、少し待ってみる
子どもがうまく言葉にできずにいると、つい大人が先回りして、
「こういうことでしょ?」
と答えを補いたくなることがあります。
けれど、子どもが黙っている時間は、何も考えていない時間とは限りません。頭の中にある思いを、言葉にしようとしている途中かもしれません。
急かさずに少し待ち、
「ゆっくりで大丈夫だよ」
「もう少し聞かせて」
と声をかけてみましょう。
最後まで話せた経験の積み重ねが、「自分の言葉で伝えてみよう」という自信につながります。
3.一日の出来事を「感想」で終わらせない
学校や習い事から帰ってきたときに、
「今日、どうだった?」
と聞いても、「楽しかった」「普通だった」で会話が終わってしまうことがありますよね。
そんなときは、少しだけ質問を具体的にしてみてください。
「何が一番おもしろかった?」
「どうしてそう思ったの?」
「次にやるなら、どうしたい?」
出来事を思い出し、理由や次の考えまで話すことで、「考える」「整理する」「伝える」という流れを自然に経験できます。
本を読んだあとや、テレビを見たあと、家族で出かけたあとにもできる関わり方です。
日常の会話が、学ぶ力の土台になります
「考えて、自分の言葉で伝える力」は、机に向かう勉強だけで身につくものではありません。
日々の会話の中で、
「どうして?」
「あなたはどう思う?」
「もう少し聞かせて」
と問いかけてもらうことが、その力を育てるきっかけになります。
もちろん、毎回じっくり聞かなければならないわけではありません。時間や気持ちに余裕があるときに、一つ取り入れるだけでも十分です。
学研教室・G-PAPILSでも、答えを覚えるだけでなく、子ども自身が考え、理解し、自分の力で答えにたどり着く過程を大切にしています。
グランツで過ごすさまざまな経験と、ご家庭での何気ない会話。
その一つひとつが、これからの子どもたちに必要な「考えて、伝える力」につながっていきます。