トレーニングの成果と『基礎代謝』
- 2017年09月03日
- 運動
みなさん、こんにちは・こんばんは。
グランツフィットネス トレーナーの中村です。
今回のコラムは【運動】の観点から、
テーマは【トレーニングの成果と『基礎代謝』】です。
皆さんはどんな目的で運動やトレーニングをしていますか?
または「したい!」と思っていますか?
ダイエットやシェイプアップ??
健康維持、増進??
男性なら筋肉をつけてカッコイイ身体作りでしょうか??
さまざまな目的があるかと思いますが、そうなってくると気になるのは、なにを以て『成果』と言えるのか?
というところですよね?
今回、皆さんにお伝えしたいのは『正しい成果の見方』!!
まず!! 決して体重の増減だけで一喜一憂しないこと!!
ヒトの身体はとても、とても緻密に出来上がっています。
重量だけでなく、いろんな部分に目を向けて、総合的にご自身の身体を観察してあげることが大切です。
体重、体脂肪率、筋肉率、ウエストなどの周径位、、、
そして重要視すべきは『基礎代謝』!!
『基礎代謝』とは、24時間なにも身体を動かさずじっとしていても心臓を動かし血液を供給したり、
脳を働かせたり、自然呼吸で肺を使っていたりすることで、身体の中で無意識のうちに消費される
生命維持エネルギー量のことを言います。
1日の消費カロリー(エネルギー)はこの基礎代謝での消費分と身体活動消費分を合わせた消費量で決まり、
それと摂取カロリーとの差で蓄積されるかが決まります。
要するに基礎代謝と運動で消費するカロリーと食べたり、飲んだりするカロリーを比べたときに
どっちがどれくらい多いか、少ないか、で痩せるか太るのかが決まる、というわけです。
ちなみにこの基礎代謝は車でいうところの『燃費』みたいなもので、
身長が高い(車体が大きい)、体重が多い(車両重量が重い)、という人ほど消費エネルギーは数値としては多くなります。
逆に身長が低い、体重が軽い、となるとそこまで生命維持にエネルギーを必要としないので基礎代謝量は少なくなります。
なかなか正確に理解して頂くには難しいのかもしれませんが、簡単に言ってしまえば、
基礎代謝量が高い方が『太りにくい身体』ということが言えるわけです!!
身体の中で特にこの基礎代謝に関わるモノ、、、
それが筋肉です!!
心臓、脳、肺、肝臓などの内臓も当然生命維持にエネルギーとして使用しているため、
基礎代謝には関わってきますが、とは言ってもそれらは鍛えることができませんよね。
と、なれば当然自分の意思で鍛えられる、成長させられるのは筋肉!!
ということになるわけです。
また、これは聞いたことのある方も多いかもしれませんが、筋肉は脂肪よりも重いため、
特に男性の場合、筋トレの成果が出てきて筋肉が増え体脂肪が減ってくると、体重が増える方もいます。
というわけで、トレーナー中村が提唱するトレーニングの成果とは、、、
①体重はあまり重要視しない! ※もちろん体重を落とさないといけない、という方もいますが…
②体脂肪の削減も大事だが、筋肉量の増加も大事!
③正しく成果が出てくると、体重の変化に関わらず基礎代謝が少しずつ上がる!
④そのうえでウエストなどの周径位、ようするに見た目に変化が出る!
⑤成果が出たことでモチベーションが上がって、さらにトレーニングを頑張れる!
ということで、私にとっては⑤までがトレーニングをする上で重要な『成果』だと捉えており、
やって終わり!ではなく、やってさらに次の目標まで歩みを進め、成長していくこと。
これを皆さんにもお伝えしたいのです。
本当の喜びは、本当の努力の先で手に入る報酬でしかないのです。
それでは今回はこのへんに、、、
また次回のコラムでお会いしましょう!!
No Training, No Health‼‼